定植時の潅水・温度管理
- 定植前に鉢下50㎝位の深さまで土壌水分を十分確保したうえ、マルチをしてハウスを閉めきり、
深さ20㎝の最低地温が18~20℃を確保した状態にする。
- 定植直後は、カーテンを利用し日中の温度 30~35℃、湿度80~90%を確保維持する。
(株元だけでなく通路への散水も行う。)
- 株元潅水は、水温20~25℃で行うことが望ましい、冷水(10℃以下)の多量潅水は避ける。
またこの際に、微量要素を含む薄い液肥を与え、葉色・葉艶の良い素直な活着と初期生育をさせる。
活着後、節間伸長期に入っても温度・湿度を下げ過ぎず、夕方は温度(15℃以上)を確保し、果実の肥大と側枝の伸長、葉の展開がスムーズになるように管理を行って下さい。
- 午前中30℃前後で湿度を確保した状態を保った後、カーテンの開閉や換気を緩やかに行い、湿度を徐々に抜いていくことで、根を活性させ温湿度変化に対応できる草勢を作る。
果実肥大期
- 加温の場合
夜間の最低温度は、実温で13℃以上を確保する。
- 無加温の場合
内張りカーテンやトンネル被覆等で保温を行い、夕方のハウス内温度は20℃を確保するように努める
- 潅水は、湿度不足と地温低下に注意しながら少量多潅水を心がける。また主枝の果実と子枝の果実肥大が同時に始まるころより、株元の乾き過ぎに注意しながらベッド肩部分への潅水量を増やして、追肥も積極的に行う。