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商品紹介

光望(こうぼう)

夏秋栽培品種

  • 耐病性品種
  • おすすめ品種

耐暑・耐病性品種で天候不順に強く安定した収量、果色濃く、食味・店持ちも良い。

ウドンコ病耐病性でウイルス病 (ZYMV)にも強く、かつ耐暑性に優れる。
適度な着果のため果実肥大がスムーズで果形の安定力があり、長期にわたり草勢が維持しやすい品種。

適作型

露地栽培

【播種期】4月上旬~8月中旬まき

光望
雌花着生
3月~4月播種で主枝40~50%、5月~6月播種で30~40%。1果成りが中心で、側枝は適度な着果となる。
果実
果長21cm位でボリュームのある果実となり、濃緑色で光沢がある。尻細・尻太果の発生少なく、果揃い抜群で選果作業が容易となる。
草姿
葉は角型で濃緑色。中小葉で葉柄が立ち採光性良好である。子枝の節間は間伸びすることなく確実に発生し、孫枝以降の発生もスムーズ。
収量性
適度な着果であるため果実肥大がスムーズで、収穫初期からの果形が良い。安定した収穫量のため草勢が維持しやすいので、果形の乱れが少なく長期にわたり秀品果が成り続ける。食味は香り、歯切れ、甘み良く、キュウリ本来の味となる。

栽培のポイント

定植

  • 本圃の準備はあらかじめ終了させておき、充分な土壌水分と、地温を上げておくことが活着を早め、初期生育を促進させるために重要なことである。
  • 育苗時、必要以上の低温・乾燥にさらすことで、根を痛めることのないようにする。
  • 定植適期は本葉2.5~3.5枚とし、老化苗にならない様に心がける。
  • 定植後、活着を早めるために株元灌水を2~3回おこなうことで初期生育を促す。

栽培管理

  • 第1果目の着生位置は、地上30cm・8節程度とする。
  • 追肥は1果目の肥大を見ながらおこない、以降果実肥大に合わせて肥料切れ・水切れのないよう積極的に灌水・追肥をおこなう。
  • 側枝下段は1節止めし、収穫後元から摘除し、膝丈下を風通し良くすることで蒸れ込みを防ぎ、病気の発生を抑える。
  • 側枝は1節止めまたは成り花止めを基本とする。
  • 摘葉は、草勢を見ながら採光・通風を妨げている葉を積極的におこなう。光線の透過を良好にすることで、枝の更新を活発にして生長点の動きを良くする。また花に光が当たることでその果実の肥大が促進され、不良果の発生が少なくなる。
  • 成り疲れを起こすと、樹の枯れ上がりが早くなるので不良果の摘果は、積極的におこなう。
  • 水分不足・肥料切れは草勢低下につながるため、十分な灌水をおこない、追肥はこまめにおこなう。